今年のツール・ド・フランスで総合優勝・山岳賞・新人賞獲得と大活躍を見せたポガチャルを支えたCOLNAGOのバイク。
その中でも多くのステージで使用されているレーシングバイクであるV3シリーズをインプレッション!
フェラーリとのコラボで2014年にデビューしたV1-R
剛性と軽さに磨きをかけ2017年にデビューしたV2-R。
それらの後継機が今回ご紹介するV3です。
V3シリーズには上位機種のV3-RS(ディスク・リム)と弟分となるV3(ディスクのみ)の2車種3モデルがラインナップ。
その中でも今回はV3のディスクブレーキモデルを中心にインプレッション致します。(乗るのに夢中で写真がほとんどありませんが・・・)
今回はV3-RS/V3/CLXという3車種を同時に試乗、比較することが出来たのでそれぞれを評価すると…
【乗り心地】V3≧CLX>V3-RS
V3-RSはプロが使う機材だけあって軽さや剛性感は素晴らしいのですがその分少し挙動がピーキー。
V3やCLXの方が乗り心地も良く、走りの安定感も感じられました。
【軽快感】V3-RS>V3>CLX
V3-RSとV3の重量差はメーカー公称値では200gなのですがその数字以上にV3-RSは軽やかに進んでいきます。
特に0発進の際や登坂路での軽さが印象的です。
V3はV3-RSと比較すると少し重さを感じるかな?という印象。
CLXは最もマイルドな反応性の為疲れにくい反面、踏み込んだ時の反応性がV3シリーズと比べると悪く感じました。
【コストパフォーマンス】V3>CLX>V3-RS
495,000円のV3、361,900円のCLX。その差は約13万円となりますがその価格差に見合った性能差は感じられるかと思います。
ですのでレースなどで使用される方にはCLXよりもV3をお勧めします。
極限の性能を…ということであればトップレンジとなるV3-RSがオススメですが完成車の目安金額として80~90万円ほどに…。
CLXはCOLNAGO特有の安定感あるハンドリングやディスクブレーキの滑らかなフィーリングなどロングライド派の方には一番オススメかもしれません(ハンドルやシートポストをカーボンに変更すればより軽く、乗り心地をよくすることが出来ます。)
【総評】
多くの方にとってV3-RSよりもマッチするであろう剛性感のV3。
CLXと比べても剛性感や専用シートポストによる乗り心地の良さが際立ちます。
またV3-RS(ディスク)ではケーブルがフル内装となっていますが、V3では外装になっています。
空力性能は確かにフル内装が有利ですが、外装の方が輪行等でのトラブルが少なく済みますしポジション変更も容易です。
正直過去に乗ったC64よりも好みの乗り味・・・V3、めっちゃオススメです!!!
V3はブラック×レッドとホワイト×ブルーの2色展開。
特にホワイトの方は鮮やかなブルーとネイビーが非常に美しくオススメのカラーです(重量はブラックよりも重くなってしまいますが…)
ちなみにV3-RSのホワイトはネイビーからブルーへとグラデーションがかかっています。
このようにデザインも凝っているので所有欲満たされる事間違いなしです!
ちなみにV3-RSのケーブルフル内装には専用のステムを利用します。S社のVengeのような方式です。
COLNAGOには今回ご紹介したV3シリーズの他にも伝統のラグドフレーム『C64』や
パマペイントの美しいデザインが映えるエアロロード『CONCEPT』など憧れのバイクが多数ラインナップされております。
今年のツール・ド・フランスのウィナーバイクとなったCOLNAGOの2021年モデル、ご注文受付中です!是非ご検討ください。