平素は大変お世話になっております。代表の中村です。
(4/10追記)
いろいろと状況が変化しております。分かる範囲でご案内いたします。
コロナウィルス変異株への影響
日本では落ち着きを取り戻しつつあるコロナウィルスの影響ですが、世界ではいまだに猛威を振るっております。4月上旬の情報では中国各都市のロックダウン(すべての住民が外出禁止)が実施され、自転車産業を含むすべての仕事がストップしている状況です。自転車や部品の発送状況や生産計画が全く止まっている状況にありますので、これからの入荷は納期未定などの連絡が入ってきております。
ヨーロッパの情勢について
デリケートな問題なので国名などの表記は避けますが、あらゆる影響が出ています。
①航空便の飛行ルート変更および減便の影響
ヨーロッパからの商品に関して、直接北回りの飛行ルートで日本に入荷していた商品が、別ルート(より長い距離を飛行するルート)にて入荷される(輸送コストの上昇)。
②輸送会社の取り合い
飛行機便、および船便の確保があらゆる産業にて発生しています。また中継地での物流の処理がコロナウェルスの影響(ロックダウン)などで遅れています(競争原理による価格の上昇)。
②原油価格の高騰
情勢の変化、および輸出国の減少によって、輸送費が高騰している。
③円安状況
輸出品にとっては追い風の円安ですが、ほどんどが輸入に依存している自転車業界としては、価格高騰にシフトしている。
④原材料費の高騰
こちらはまた話には出ていませんが、製品を作るための材料(鉄、アルミ、他)も輸入先の影響で価格高騰、また材料の確保にも影響が出てくる可能性があります。
輸入品の自転車および部品の販売価格を決定するには、予約レート(予め決めた為替レート。今の価格は2022年7~9月頃の予約レート)にて算出されるため、基本的に1年間は価格変更が無いのですが、今回はあらゆる要因で値上げの環境になっています。そのため、2023年度モデル(9月以降販売分)の価格設定は、かなり価格上昇になる可能性がございます。
そこで、改めて皆様へのお願いです。
①自転車および用品については、今在庫のある商品を中心にご検討下さい。
これから入荷されるモデルは、いつ入荷するかも未定ですし、価格も大幅に高騰する可能性があります。
②極力、今使用している自転車を大事に使用してください。
少し前までは、”直すより買った方が早くて安い”ということもあったと思いますが、今はそのような時代ではなくなっています。
ある意味、結果としてのSGDs(持続可能な開発目標)に寄与することにつながります。
ぜひ、皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。
(追記)
辛い情報だけではなく、ちょっと明るい情報も
①世界各国のサイクリストはここ1~2年の我慢に耐えかねて、世界各国を走りだしています。(当店と協力しているシンガポールのサイクルツアー会社は元気に韓国を走っています。)
②円安は訪日観光客には追い風になります。このままコロナ騒動が収まれば、多くの観光客が来日されます。
③そして北海道はサイクルツーリズムに向けて動き出しています(2023年9月、アドベンチャートラベルワールドサミットが開催されます)
コロナの終息、またヨーロッパに平和が訪れれば、明るい未来が待っています。
まずは1日1日を大事に過ごして参りましょう!
(3/1記載分)
新年度3月になりましたが、いろいろと落ち着かない状況が続いております。
まずは自転車に関わる事で以下お伝えいたします。
①今後とも完成車および部品、用品の価格上昇は続きます。
要因として、原材料費および輸送コストの上昇、各国の人件費上昇などすべての事柄が原因となっています。その値上げ幅は10~20%ほどで、今まで経験をしたことが無いほどの急激な値上げ幅になっています。(2023年モデルも同モデルで値段上昇が予想されています)
②今後とも完成車および部品、用品の入荷遅延が続きます。
2019年末から発生したコロナウィルスまん延を原因をした生産の遅れ、上記の原材料、部品不足、輸送の沈滞化(国際輸送のコンテナの取り合い)などから、いまだに立ち直っておりません。現在ご注文いただいたものも2023年入荷予定が出ているものもございます。
これらの事は、自転車だけではなく、生活用品などすべてに影響が出ている事かと思います。
そこで、皆様へのご提案です。
①ご検討の自転車につきましてはお早目にご相談ください。
当店としましては、クロスバイクを中心に今年春に販売する自転車をある程度確保しております。確保分からの販売は確実に行えますが、確保外のモデル、カラー、サイズに関しては完売および入荷遅れ(秋以降)になる可能性があります。また、確保分は数に限りがありますので、ご用意が出来ない可能性もあります。
当店の店頭在庫リスト https://northbicycle.co.jp/body/
※リスト以外にも入荷予定モデルがございます。
②今、手持ちの自転車を大事に整備して乗り続けましょう。
上記にありますように、整備用の部品も不足している状況ですが、まったく部品が無いわけでもありません。まずは自転車を拝見させていただいて、修理できる自転車は整備して快適に使い続けましょう。
整備について https://northbicycle.co.jp/maintenance/
(ホームセンター様や量販店様で販売される自転車は、以前より修理用の部品がご用意できないことが多くあります。大変申し訳ございませんが、こちらに関してはご購入いただいた販売店(ホームセンター様、量販店様)にご相談いただけますようお願いします)
皆様にはご不便をおかけすることが多くございますが、ご理解ご協力をお願い申し上げます。
代表 中村力男