連続ホイールインプレ企画、最後のホイールはULTEGRA C50!
朝晩の冷え込みも徐々に厳しくなり、木の葉も色づき始めた10月中旬。
今月も元気に走ってまいりました。
まずはいつもと同じく、インプレする際の基準としている滝野へのライド。
WH-R8170-C50はある程度速度を乗せてあげると、緩い登りなら慣性で登っていけるような感覚。
ただし斜度がキツくなり、速度が落ちてくると、外周部の重さを感じるようになります。
この辺りはULTEGRA C60に似た感触です。
そして別日には平坦路を求め当別へ。
追い風基調だった往路ではローハイトのC36では味わえない圧倒的な速さを感じました。
特に時速40km台~50km台にかけて、サドルに腰かけたままグイグイ踏み込んでいった時の加速感はクセになります。
しかしながら復路で向かい風になると状況は一変。C36と比べるとホイール外周部が重い分、少しずつ体力が削られていくようなしんどさ。
4倍くらいで踏んでいるのに速度が25~6kmくらいしか出なくなるくらいの向かい風では、やはり外周部の軽いローハイトホイールの方が楽に走れます。
ULTEGRA WH-R8170シリーズを検討するときに多くの方が悩まれるであろうC36とC50の2本。
今シーズンを通してこの2本のホイールを基準に様々なホイールに試乗しましたが、個人的にオススメしたいのはどちらかといえばC36。
登坂・平坦・下りと様々なシチュエーションにおいて、リムハイトの低さからくる漕ぎ出しの軽さが印象的でした。
平坦だけだったり緩めの坂が含まれる程度のライドならC50の美味しい部分を引き出しやすいのですが、ちょっときつめの斜度や向かい風区間においてはネガティブな部分も見えてしまいます(原因は私の脚力不足ですけど…)
ただ私のペダリングはサドルに腰かけたままペダルを回していくタイプなので、積極的に立ち漕ぎを混ぜて走られる方であればC50の方が縦方向の剛性も高く、扱いやすく感じるかもしれません。
そういった部分を含めて考えると一般ユーザーにとってはC36の方が美味しい部分を長く味わえるホイールだと思います。
実際今シーズンを通して、私が最も長い距離を走ったのがC36です。
当店ではULTEGRA C36/C50をはじめ、他社製品を含めたそれなりの数のホイールを試乗用として用意しておりますが、気負わずに使え・乗り心地もしなやかで・それなりの軽さと3拍子揃ったC36を履いて走りに行くことが多かったです。
勿論C50やC60のようなディープリムはバイクの雰囲気をグッと引き締めてカッコよくしてくれるので見た目的にはC50の方が私も好きなのですが(笑)
予算に余裕がある方であれば、DURA-ACE WH-R9270シリーズも検討するところでしょう。
こちらはULTEGRA WH-R8170シリーズと比べより軽く、カチっとした踏み応えとなっている為、ロードバイクに乗り慣れていて脚力やペダリングスキルが身についている方に向いているかな?と思います。
最後はいつものランチ紹介。
まずは「永光農園 農園の四季」のトロロ蕎麦
次は農園の四季の隣にある、以前も紹介した「永光農園 コッコテラス」のプリンソフト&バナナシェイク。パンケーキもあるらしいので次はそれを食べたいです。
最後は「かばと製麺所」の肉みそ担々うどん。
この近くに「二十三十二」というジェラート屋が今年の夏オープンしたのでそこも行きたい…でも流石にもう寒いかな…
というわけで9か月に渡ったホイールインプレッション企画は以上となります!
自分の脚力やシチュエーションに合わせた機材選択は重要だなぁ…と、改めて考えさせられた企画でした。
今後はパワーメーターに関するインプレッション記事を連載していきますので、この冬のトレーニングに合わせお読みいただければ幸いです。
※本レビューはシマノホイールアンバサダーとしてシマノセールス株式会社よりホイールの貸与を受け行っております。