お世話になっております。スタッフ木村です。
前回に引き続き、FC-R9200-Pのレビューをお届けいたします。
さて、今回は前回ご紹介できなかった「SHIMANO CONNECT Lab」と「SHIMANO E-TUBE RIDE」についてご説明いたします。
前回の記事にてご紹介させていただいた通り、シマノの新型パワーメーター「FC-R9200-P」「FC-R8100-P」ではペダリングのフォースベクトルを利用することが出来るようになりました。
ベクトルデータを後から見返す為に必要となるのがSHIMANO CONNECT Labです。
利用方法は SHIMANO CONNECT Lab にアクセスしログインし、走行データをアップロードするだけ。
ログインIDはSHIMANO E-TUBE PROJECTなどと同一の物を使用しますので、作成済みの方はそのIDを利用しログイン。未作成の方はIDを新規作成してください。
ログインして走行ログをアップロードすると、フォースベクトルを含む、様々なデータが確認できるようになります。
特にパワー関係のデータに関しては非常に見やすく、インターバルトレーニングの指標としてよく使う【5秒,10秒,30秒,1分,2分,3分,5分,10分,20分,30分】など、各時間に区切ったパフォーマンスをそのライドのどの区間で出したか確認できます。
それに加え【平均パワー・平均左右バランス・平均ケイデンス・平均ペダリング効率】も一目で確認できるためパワートレーニングのデータ管理には非常に最適です。
GARMIN EDGEをお使いの方の多くはGARMIN CONNECTに走行ログをアップロードされているかと思いますが、もしFC-R9200-PやFC-R8100-Pをお使いの場合は是非SHIMANO CONNECT Labも利用してみてくださいね!
シマノの新型パワーメーターの特徴であるフォースベクトル。
表示できればそれなりに楽しいものなんですがお使いのコンピューターによっては表示ができない…
そういった場合「わざわざ対応するサイクルコンピューターを新しく買うのもなぁ…」と思ってしまうのも正直理解できます…。
しかしそんな時には、お持ちのスマートフォンを利用してフォースベクトルを確認することが可能です!!!
その為に必要になるのが SHIMANO E-TUBE RIDE です。
まずはお手持ちの端末に「SHIMANO E-TUBE RIDE」をインストール
↓
起動後、SHIMANO IDでログイン。(IDが無い場合は新規作成)
↓
ログイン後、パワーメーターやワイヤレスユニット、心拍計を接続。
今回接続するのはRD-R9250(ワイヤレスユニット)とFC-R9200-P(パワーメーター)の2つ。
まずはパワーメーターをペアリングしますが、パワーメーターの通信方式の設定が推奨と異なっている場合には警告のポップが出ます。
その場合には前回の記事で紹介したようにE-TUBE PROJECT上で、通信方式を変更します。
Bluetooth LEに「Force Vector」を設定することでE-TUBE RIDEアプリでフォースベクトルの表示が可能になります。
(もしGARMIN等と併用する場合にはANT+に「Bicycle Power」を設定してください。)
続いてワイヤレスユニットを接続。
この他にBluetoothに対応した心拍計をお持ちなら、それらも使用可能なようです(GARMINウォッチやAppleウォッチでもいけるのかな?)
ペアリングが完了したら上記の画像のように各ユニットに青いチェックマークがつきます。
ここまで設定が出来たらいざ実走!
今回はGARMINとiPhoneを同時に使用。
ちなみにiPhoneの固定にはTOPEAKのRIDECASEを使用しました。
シリコンバンドで止めるタイプに比べると値段は高いですが、固定力もバッチリで安心感があります。
当店ではTOPEAKの他にもSP CONNECTなども取り扱いがございますのでスマートフォンをコンピューターとして利用される場合には是非合わせてご検討ください。
※走行中のスマートフォン操作は大変危険です。道路交通法違反となる行為ですので絶対におやめください。
走行時はこのような感じに画面が表示されます。(正直走行中は全然見られない位置ではありますが…)
ちなみにこのE-TUBE RIDEですが、ナビゲーション機能が搭載されており、初めての場所に行く場合などに便利です。
試しにいつも行くかばと製麺所を入力してみたところちょっと怪しげなルートで案内されたので信頼性はちょっと微妙なところではありますが…(笑)
E-TUBE RIDEの便利なところは走行後、ログが自動的にSHIMANO CONNECT Labへアップロードされるところ。
SHIMANO IDでCONNECT Labと紐づけておけば、いちいち携帯とPCをつないだりしなくても自動的にアップロードされるため煩わしい手間は一切ありません。
もちろん走行ログはアプリ上からでも確認が可能。
PC版と比べると確認できる項目は少な目(ベクトルデータは確認できませんでした)ではありますが、一般的なサイクルコンピューターと同程度の情報はアプリ上で確認することが出来ます。
というわけで今回はE-TUBE RIDEとCONNECT LABのご紹介でした。
間もなく北海道は冬を迎え、外で乗る機会は減ってしまうと思いますが是非屋外での実走時にはE-TUBE RIDEを試してみてくださいね!
ノースバイシクル北海道 (スタッフ木村)
※本投稿はシマノパワーメーターアンバサダーとして、シマノセールス株式会社より製品の貸与を受け、行っております。