皆様大変お待たせいたしました!PINARELLO 2023年モデル、ついに発表です!
先行で発表されていたフラッグシップモデルのDOGMA Fに続き、ハイエンドモデルからエントリーグレードまで、多数のモデルが今回発表されました!
気になる2023年モデルのラインナップは…
・F9
・F7
・F5
・X3
・RAZHA(日本限定モデル)
・グラベルバイク(GREVIL F,GRANGER X)
・シクロクロス(CROSSISTA F)
・TT(BOLIDE F)
・トラックバイク(MAAT,BOLIDE HR)
etc…
こんな感じになります!
端的に言えばロードバイクはコンペティションモデルとなる”Fシリーズ”と、エンデュランスモデルの”Xシリーズ”の2系統に分けられ、その中でカーボン繊維やコンポーネントによってグレードが分けられる形となっています。
十数年ほど前のPINARELLOは「PRINCE,FP6,FP3,FP1~」というようなラインナップでしたが、それに似たような命名規則となっています。
(ちなみにRAZHAは日本限定モデルの為、FにもXにも属さないモデルという扱いですが、ジオメトリ的にはF寄りですね)
”Fシリーズ”はピュアレーシングバイクである”DOGMA F”のエッセンスを注ぎ込んだコンペティションモデル。
昨年のPRINCE FXやPRINCEに近い立ち位置ですが、ジオメトリはDOGMA Fに準じたレーシーな設計となっており、自分自身の限界や記録に挑戦するライダーに最適なモデルへと進化しています。
「1秒でも速く走りたい」そんな皆様のポテンシャルを100%引き出してくれる、そんなバイクです。


Fシリーズの各部の形状はDOGMA Fとほぼ同形状でパっと見では見分けがつかないほど。
性能をDOGMA Fに肉薄させつつも、一人でも多くのユーザーが手に取りやすい価格を実現するため、各部を最適化。
例えばDOGMA Fは軽量化のためコスト度外視で3Dプリンターを使用し作られていた一部のパーツを、一般的なアルミ製に置き換えコストを抑制したり、様々な競技者層にマッチするよう機械式コンポーネントにも対応する設計に変更しています。
(※DOGMA Fは電動コンポーネント専用設計と割り切ることで極限まで軽量化していました。)
FシリーズのダウンチューブにはE-Linkシステムが搭載されています。
11速のDi2やCampagnoloのEPSなどで組む場合でも充電ポートの設置がしやすい設計。
機械式コンポーネントで組み立てる際は、シフトアウター受けとケーブルアジャスターが設置されます。(※DOGMA F12,PRINCE TiCRなどと同様の構造です。)
シートポストはDOGMA Fと同じ薄型の物が採用されており、Di2バッテリーもBB下に設置。
機械式コンポーネントで組む際に使用するケーブルガイドがバッテリーホルダーを兼任しています。

2023年モデルのFシリーズは3グレード展開。
長兄となる「F9」はT900カーボンを使用したフレームにDURA-ACE Di2×一体型ハンドル×MOST UltraFastカーボンホイールを搭載するなど、ハイエンドパーツで構成。
ピナレロがスポンサードしているU23チームや女子チームにはDOGMA FではなくこのF9が供給されるとか。
カラーはRazorWhiteの1色。
グロスホワイト×グロスブラックのツートンフレームにヘアライン仕上げのメタルロゴが組み合わせられる、高級感溢れるカラーです。


「F7」はF9と同一のフレームで、コンポーネントをULTEGRA Di2に変更した兄弟機。ステム一体型ハンドルも採用しています。
ホイールに関してはMOST UltraFast(カーボン)、またはFULCRUM Racing800(アルミ)の2種類から選択が可能です。
RazorRedカラーはラメ感のあるレッドと一部カーボン地が透けるブラックのツートン。
RazorBlackはカタログ写真ではわかりにくいですがラメ感のあるマットブラックとシンプルなマットブラックのツートンになっています。


Fシリーズの末弟となる「F5」はT700カーボンをメインに使用しており、扱いやすい剛性感に調整されています。
ハンドルはステム別体式のフル内装タイプです。
F5はシンプルなマットカラー1色で塗り上げられています。
”Xシリーズ”はPINARELLOがレースで培ってきた卓越したパフォーマンスはそのままに、優れた快適性を提供するエンデュランスモデル。
昨年のPARISと同じく、誰にでも扱いやすい剛性感とアップライトなポジション設計が特徴で、初心者向けに留まらずロングライド等を好む中上級者にも最適なモデルとなっています。
「速く走るだけが全てではない」そんな皆様に最上のライド体験を与えてくれる、そんなバイクです。
Fシリーズとの大きな違いは機械式コンポーネントで組む場合、インナーケーブルがフレーム内で露出しない「フルアウター方式」となっている事。
これによりインナーケーブルの交換が容易で、ケーブルそのものの耐久性も向上します。
Xシリーズは今までのPARIS等と同じ形状のシートポストを採用。
その為電動コンポーネントを組み付ける場合には、シートポスト内にバッテリーを固定します。


2023年モデルのXシリーズは2グレード展開。
上位モデルとなる「X3」ではT700カーボンをメインに使用したフレームに105Di2を搭載。コクピット周りはステム別体式のフル内装システムを採用しています。
写真を見ていただくと分かるように、シートステーはかつてDOGMA Kなどに採用されていたCenturyRideステーのような、細身で弓なりの形状です。
DeepBlackは所謂BlackOnBlackと呼ばれるマットブラック×グロスブラックのロゴ。
KeenRedはラメ感のあるレッド×ブラックにホワイトのロゴという組み合わせ。
どちらも人気の高いカラーですね。


Fシリーズ,Xシリーズ共に、シートクランプが前世代の物と比べ軽量化されました。
フレーム内部への設置方法も変更となり、表面からはシートクランプが見えない配置に。
これにより汗や泥水などの影響を受けにくくなっていることが予想されます。


日本限定モデルとして23年度も継続されるのが「RAZHA」
ジロ2011,ツール2012/2013,世界選手権2013と名だたるレースを勝利してきたDOGMA60.1/2/65.1のデザインを継承する唯一のラインナップ。
この有機的な形状のONDAフォークに憧れを持っている方も多いはず。
GreyMetalicはラメ感のあるグレー×メタルシルバーロゴ。
ShinyWhiteはホワイトのフレーム×ラメ感あるグレーロゴ。
31.6mm径のシートポストや一般的な外装式ケーブルルーティング等、乗り手に合わせて調整しやすいスペックなので初めての一台にもオススメです。
先行で発表されていた「DOGMA F」
こちらも、もちろん受注受付中!
既に一部サイズ・カラーで入手不可能なものも出始めていますので、ご検討中の方はスタッフまでご相談ください。
というわけで本日よりPINARELLO2023年モデルのご予約承ります!
国内への入荷台数には限りがございますので、確実に入手したい方は是非是非お早目にご相談ください!!!!!
今回ご紹介できませんでしたが、グラベルバイクのGREVIL Fや、シクロクロスバイクのCROSSISTA F、TTバイクやトラックバイクなど多数のラインナップがあるPINARELLO 2023。
どうぞ、ご検討ください。
ノースバイシクル北海道 (スタッフ木村)