久しぶりにホイールの手組依頼を受けましたので、ご紹介させていただきます。
今回組んだのはトラックバイク用の練習ホイール。
リムはMAVICのOPEN PRO CD
スポークは星のエアロウィングスター スターブライト
ハブはシマノのHB-7600-R
ハブとリムは以前ご購入いただいたものですが、未だに組んでない…
とのことだったので今回はそれらパーツを活かす形でホイールに仕上げます。
ぱぱぱーっとスポークを通して仮組…
今回のハブは両切りと呼ばれる左右両方にコグを取り付けるねじ山がある仕様の為、JIS組と呼ばれるスポークの通し方をしています。
スポークを通し終わるとなんだか見慣れた形に。
星のウィングスター加工がされたスポークは通常のスポークよりも硬く仕上がっている為、他社のエアロスポークと比べると仮組の段階からスポークそのものの変形の少なさを感じます。
そこからは時間をかけて1本ずつ丁寧にスポークテンションを上げていき、振れが出ないように組み上げていきます。
ディスクブレーキが主流になりつつある今のロードバイク界においては「完組ホイール全盛期」と言っていいほど手組ホイールをほとんど見かけなくなりました。
しかし競輪を始めとするトラック競技で使うホイールや、シクロクロスのチューブラーホイール、MTBのXCレース用ホイール等まだまだ手組ホイールが活躍する現場は多数ございます。
今やロード用ホイールでもチューブラーは絶滅危惧種。
グリップ感はチューブラーが好み…なんて方は是非手組ホイールも視野に入れてみてくださいね。
最近ではGROWTACさんがEQUALブランドで廉価なカーボンリムの販売も開始しました。
もっと手組ホイールが増えると良いのですが…
この他にはMAVIC/CORIMA/DT SWISSなどが取り寄せ可能です。
人とは違うホイールが欲しい!そんな方は是非一度ご相談ください。
ノースバイシクル北海道 (スタッフ木村)