お世話になっております。スタッフ木村です。
11月12日に静岡県伊豆市で行われたChallenge The Izu Velodrome 第3戦に参加してきました。
「Challenge The Izu Velodrome」は東京2020オリンピックでも使用された、静岡県にある伊豆ベロドロームを舞台とした大会。
世界のトップライダー達が鎬を削ったこの地をアマチュアレーサーが走れる貴重な大会です。
そんな貴重な機会を堪能すべく参加してきました。
トラック競技者の憧れの舞台である伊豆ベロドロームということもあり、参加者は学連や実業団等で走っているような選手から、私のように実質未経験者みたいな選手まで様々。
自転車競技の普及・競技人口の拡大の為に開催されている大会ということもあり、どちらかと言えばおおらかな雰囲気でした。
今回私が参加した種目は4kmチームパーシュート/1kmタイムトライアル/200mフライングタイムトライアルの3種目です。
この日一番最初に行われる競技がチームパシュート。(チーパ,TP,団抜き等と呼ばれます)
メンバー4人のペースを合わせ、タイムを競う種目です。
今回はチームメンバーのうち2人がトラック競技初参加。
トラック競技の空気感を知ってもらい、今後に繋げてほしいという思いから参加を勧めました。
その為今回はタイムを狙う事よりも怪我無く安全に走りきることが最優先です。
まぁ私もピストで実走するのは今日が3回目というほぼ初心者みたいなものなんですけどね…
ギア比は54-14T(3.85)で出走。
結果は5分43秒。
流石に初めてのピストで集団走行は無謀だったか、大幅に車列から遅れてしまったり車間が開いてしまったり、4人でまとまって走ることができませんでした。
とは言えなんとなく走り方のコツは掴んでもらえた様子。
もしまた一緒に走ることがあればその時は5分切り目指しましょう!
チームパーシュートの後は個人種目である1kmTT。(通称セントラ、1000mタイムトライアルの略です)
世界レベルの選手になると1分を切る短距離戦です。(つい先日オランダの選手が世界記録を更新し、55.433秒というとてつもない記録を達成しました)
以前計測した2016年の国体予選では1分15秒09。今回の目標はそれを上回る1分12秒台前半!
ギア比はチームパシュートと同じ54-14Tで挑みます。
結果は予想を上回る1分11秒865!
発走機のスタートをミスしたり、緊張しすぎて追い込みきれなかった部分もあったので改善すれば1分9秒台は余裕で出せそう…
次参加するときはもっと良いタイム出したいですね( ˘ω˘ )
初参加の2人も1kmTTに挑戦。
それぞれ反省点はあれど、最初のチームパーシュートよりも手ごたえのある結果だったようです。
最後の参加種目は200mFTT(1ハロン=201.17mなのでハロンとも呼ばれます)
こちらはよくスプリントという種目の予選で行われるタイム計測競技です。
世界レベルの選手では9秒台前半、時速にして70km/h台後半で駆け抜ける種目。
以前の計測では12.5秒。今回の目標は走行速度5kmアップの11.5秒!。
ギア比はちょっと色気出して54-12Tに換装(4.50)
結果は…
全く加速しきれず12秒330(時速58.39km/h)…
練習でもほとんど使っていなかった重いギアにしたのが失敗の原因。
700m弱の助走区間ではトップスピードまで持って行くことができませんでした。
スピードを出し切れなかったせいでバイクもスプリンターライン(赤いライン)の内側に押し留められず外に膨らんでしまい大幅にロス。
予定通り54-13T(4.15)で挑んでいれば全然11秒台前半狙えたと思うんですが…
うーん不完全燃焼…もう一回走りたかった…
自分の種目が終了後はポイントレースに参加した友人を応援。
流石に4種目はきついかな…と思ってエントリーしなかったのですが、見ていると走りたくてウズウズしちゃいますね…
ベロドローム内には東京オリンピック絡みの展示もあり、モチベーションを刺激されました。
というわけで三十路を迎え、着々とおじさん化しつつある私の自己ベスト更新チャレンジでした(笑)
トラック競技は構造的にシンプルな競技用の自転車を使って行われるため、ロードやMTBのように外的要因に左右されにくく、自分の実力や努力の結果が数字として表れます。
何歳になっても自分自身との闘いを楽しめる自転車競技、是非皆様も挑戦してみてください!
ピストは競技用の特殊な自転車ですので店頭に在庫しておりませんが、取り扱いブランドであればお取り寄せが可能です。
気になる方がいらっしゃいましたら是非ご相談ください。
約45度でそり立つカント、実際に現地で見るとなかなかのインパクトでした(笑)
ノースバイシクル北海道 (スタッフ木村)