シマノのラインナップに加わった新たなコンポーネント「CUES」
まだそれほど市場に出回っていないCUESですが、メーカーさんから実際の製品を提供していただきましたので紹介させていただきます!

そもそもCUESって何??? という方も多いかと思いますが…掻い摘んで説明すると
「マウンテンバイク・クロスバイク向けに開発された新たなグレードのコンポーネント」です。
リア9速のエントリーモデルU4000
リア10,11速のミドルグレードU6000
リア11速のハイグレードモデルU8000
と3グレードで展開されています。
今後はクロスバイクや廉価グレードのMTBに採用されていたコンポーネントを置き換えていくのではないか?という存在です。
技術面の話をするとE-MTB向けに開発された”LINKGLIDE”と呼ばれる変速テクノロジーを採用。
他のコンポーネントと比べ約3倍の耐久性とスムーズさを持っています。まるでシャア専用ですね
その代わりに既存の変速システムとは基本的に互換性が無い為、CUESに載せ替える場合にはドライブトレイン一式を変える必要があります。
早速ですが実際の製品を見ていきましょう。
まずはコンポーネントの顔であるクランク。【FC-U4000-1】
今回ご提供いただいたのはギアが一枚のフロントシングル仕様。
街乗りにちょうどいい40Tのギアに、裾の巻き込みを防ぐチェーンガードが標準搭載されています。
歯数自体は30T, 32T, 40T, 42Tと4種類から選択可能なようです。
オフロードを走るなら軽めの30,32T、街乗りメインであれば軽いギアが不要な為40,42T…等、使用環境に合わせてチョイスできます。
この他にもフロントダブルのクランクもラインナップされています。
続いてはリアディレーラー。【RD-U4020】
デザイン的にはマウンテンバイクに装着されているものと同じような少しゴツめの感じ。
この他にもRD-U4000という別の型番の製品もありますが、使用するスプロケットの歯数に合わせて選択するようです。
続いては変速レバー。【SL-U4000】
リア9速用のドライブトレインに合わせた。9速仕様のレバーです。
ギアが何速目に入ってるか一目でわかるオプティカルギアディスプレイも標準装備。
最後はスプロケット。【CS-LG400】
今回は11-36Tというクロスバイク等でもよく使われるサイズのギアです。
スプロケットといえば銀色か黒が多いのですが、このモデルはガンメタリックのような渋い色味でカッコいいです。
CUESはDURA-ACEやXTRのような「妥協のない最上級レーシングパーツ!」ではないですし、ULTEGRA,105,DEORE XT,SLXのように「ちょっと贅沢して今のコンポからアップグレード!」…というような商品でもないかもしれません。
ただ、皆様のご自宅にも眠っているかもしれない一昔前のバイクや、毎日の通勤に使うバイクのリフレッシュにはベストマッチ!
価格もそこまで高価ではありませんので、「最近整備してなくてボロボロなんだけど…」という車体をお持ちでしたら、是非このCUESを利用して復活させてみてはいかがでしょうか?
次回は実際に古いクロスバイクに組み込んで、現代風にアップデートしたバイクをご紹介します!
※本記事はシマノセールス株式会社からコンポの提供を受け掲載しています。