カスタムのご紹介です。
時々ですが、こんな自転車もやっております。
以前、当店オリジナルで組み上げた『ARAYA MFB』
当店にご来店いただいたことがあるお客様はわかるかもしれませんが
このルックスの自転車は当店ではなかなかレアです。
27.5×2.8インチのエアボリュームたっぷりのタイヤと
ソファーのような座り心地･･･SELLE ANATOMICAの革サドルでクッション性は抜群
BASILというブランドの大きめのフロントラック＆クレート（カゴ）と
ゆったりとしたポジションにする為、一般的なフラットハンドルより握る部分が手前に曲がった
いわゆるプロムナードハンドルを組みつけ、最強の快適街乗り仕様に仕上がっておりましたが
この度、私のオススメする ちょっと変わったハンドルバーにチェンジ！！！することになりました。
そのハンドルバーがこちら
PASSCHIER（ パッシエ ）というニュージーランドのブランドの
『 竹 』のハンドルバーです。
えっ？
竹？
タケ？
ＢＡＭＢＯＯ？
→ そうです『 竹 』です。
えっ？
大丈夫？
折れないの？
→ はい。安心してください。メーカーはちゃんと強度のテストしてますし、
詳しいことはコチラ https://www.mizutanibike.co.jp/passchier/strength/を読んでみてください。
※50kgの荷重を10万回掛ける負荷試験を行い、竹という素材を使用しつつも、
ISO 4210-5:2014、4.5規格に準拠した強度テストを通過しています。
街乗りからトレイルライドまでは対応できるが、大きな衝撃を受けるダウンヒルライドなどには非推奨とのこと。
竹のハンドルは どんな特徴があるのかというと、とにかく『 しなり 』
板状の竹を何層にも重ね、熱をかけてプレスした集積材から作られており、
素材が持つしなやかさ、柔軟性によって「しなり」が生まれます。
カーボンや金属ハンドルではマネのできない高い振動吸収・減衰性能は、
ライダーの手や肩が受ける振動や衝撃を効果的に緩和することできるため、
身体へのストレスや負担が軽減され、快適な走りが可能になります。
・画像の一番上が Astaire
バックスイープ10度と、よりストレートな設計のハンドルバー。
街中でも扱いやすい、620mm幅のハンドル。
価格は33,000円（税込）。
・画像の真ん中と下の2本が Gump
ほどよく曲がりのある22度のバックスイープは、長距離ツーリングから
グラベル ～ トレイル ～ 街乗りまで、どんな用途でもＯＫ。
650mmと760mmの2つの長さが用意されているので、体格や好みに合わせて選べます。
価格は36,000円（税込）。
※ご注意
素材の特性上、ハンドルバーを短くカットすることはＮＧなのでご注意を！
ステムおよびレバー類の締付トルクは5N/mが上限で、装着後1週間で増し締めが推奨されています。
今回、使用したのがラインナップの中でも一番幅の広い『GUMP-ガンプ-760mm』
竹の素材そのままのナチュラルカラーがアクセントになり、黒の印象が強かった自転車が
パッと明るい印象になりました。
グリーンの前カゴとの相性も抜群！
今回ご紹介したハンドル PASSTIER GUMP760、実は昨年から私も使用しておりまして･･･
オンロード ～ グラベル ～ トレイル と、しっかりお試し済みです。
見た目のインパクトが気に入ったのと、どうしてもその乗り心地を試してみたくなり
取り付けたのがこちらのバイク
BREEZERのフルリジッドマウンテンバイク『THUNDER』
クロモリフレームでフロントにサスペンションが付いていないタイプのＭＴＢですが、
ハンドル自体がサスペンションの役割となり路面から伝わる振動や衝撃を吸収してくれるので、
身体への負担が和らぎ、どんな道でも走るのが楽しくて『もっと走りたい』という気持ちになりました。
特にグラベルライドは最高に気持ちがいい！
漕ぎ出しの時は、金属やカーボン製のハンドルでは感じることのない独特の〝 グニャ 〟って感覚がありますが
慣れれば また それも心地よい。
自分自身の自転車の使い方、楽しみ方にはピッタリなハンドルだと思いました。
ちなみに今回ご紹介したハンドルの『GUMP-ガンプ-』というネーミング
由来となったのは、あのハリウッド映画。
『主人公、フォレスト・ガンプが3年間止まることなく走り続け、アメリカ大陸を5度横断したように、
バイクから降りることを忘れてしまうほど快適な乗り心地を実現する』という想いが込められているそうです。
ストーリーを知ると、より一層愛着が湧いてきますね。
ちょっと変わってて気を遣いそうなところもありますが、
無茶な使い方をせず、長く付き合っていこうと思います。
皆さんも自転車のカスタムをしてみませんか？
グリップでもペダルでも簡単にできるところもありますよ。
春からの乗り出しが更に楽しみになると思います。
いろいろと、お気軽にご相談ください。
サトウ