今年の春に発表された新型TCR、セカンドグレードのADVANCED PROやメインストリームのADVANCEDグレードは既に入荷していましたが…
遂にハイエンドグレードのADVANCED SLモデルが入荷となりました!
店頭在庫分として入荷してきたのはULTEGRA Di2を装備したTCR ADVANCED SL 1
箱出しの状態で実測6.8kg(ペダルレス)と抜群の戦闘力を誇ります。
電動コンポーネントもかなり普及しているため、Di2に対する真新しさはありませんが、12速となった現行のULTEGRAは11速時代のDi2コンポーネントや、105Di2と比べても非常に素早いモーターの動きが特徴的。
ファンライドではあまり気になりませんが、レース等でガンガン使い込むライダーには是非ULTEGRAもしくはDURA-ACEをオススメしたいところ。
また、クランクにはGIANTオリジナルの左右計測式パワーメーター「POWER PRO」を搭載しています。
新型TCR(SL,PROグレード)は先行して販売されていたPROPELやDEFYと同じく、OVERDRIVE AEROというD型形状のコラムを採用しています。
そのためOVERDRIVE AEROに対応する専用のステム、もしくはCADEXの一体型ハンドルが必要となります。
このADVANCED SL 1ではCONTACT SLR AEROLIGHTステム(90mm)と
トレンドのフレア形状を採用したCONTACT SLRハンドル(レバー部370mm、エンド部400mm)をスペックイン。
新型TCRはフル内装ではありますが、ステム長やハンドル高の変更も比較的スムーズに行えます。
サドルはカーボンレールのFLEET SLR。
シートポスト部はADVANCED SLグレードなのでISPを採用。
これによって軽量化と快適性を向上させています。
ISPで気になるのがサドル高の調整。
Sサイズの場合、ショートタイプのヤグラを利用した場合サドル高はISP未カットで約77cm。
ISP部の最大切断長は9.5cmなのでサドル高は一番低くした場合で約67cmとなります。
高くする場合には付属のロングタイプのヤグラに変更することで約1.2cm高くすることが可能。
また、ミリ単位での調整用スペーサーが付属しているため、ショートタイプで1.9cm、ロングタイプで2.2cmまでであれば細かくサドル高を上げることが可能です。
なのでサドル高の最大調整幅は約67cm~約80cmとなります。
サドルの高さは使用するサドルの厚みにも左右されますので、気になるお客様はお気軽にご相談いただければと思います。
足回りは新作のSLR 40ホイールにCADEX RACE GC 28mmタイヤの組み合わせ。
内幅22mm外幅28mmのフックレスリムとしなやかなRACE GCタイヤの組み合わせによりグリップとしなやかさを高い次元で両立。
スポークにはカーボンを採用しており、カタログ重量1,339gとかなり軽量。
スタッフ木村の個人的な感想ですが、このCADEX RACE GCタイヤはGIANT史上最も優れたレーシングタイヤだと思います。
単品で購入した際も、ビードに折れ癖がつかないよう丁寧に梱包されており、タイヤの性能を100%引き出せるようにメーカーが気遣いをしてくれているのも好印象です。
CADEX&GIANT SLRホイールユーザーだけでなく、他社のホイールを使っていらっしゃる方にもオススメしたいタイヤです。
このADVANCED SL 1はブルードラゴンフライというマジョーラ系のカラーリング。
PROPEL ADVANCED SLやDEFY ADVANCED SLなどにも採用されている人気色で見る角度によって色味が変わります。
カーボン製のハンドル&ステムにカーボンホイール、さらにはパワーメーターまでついて約100万円という”高いけど安い!”というコスパ抜群のTCR ADVANCED SL 1
店頭で実車を確認できますので、是非ご検討いただければと思います。
というわけで最新モデル、TCR ADVANCED SL 1のご紹介でした!
今月末、29/30日につどーむで行われるスポーツサイクルフェスティバルにて、新型TCRに試乗することができます!
詳細は”こちらのページをチェック!”
フラッグシップモデルのTCR ADVANCED SL 0と
TCR ADVANCED PRO 0の2グレードの新型TCRに試乗可能です。
この他にもPROPELや女性向けモデルのLANGMAも試乗車が用意されますので、是非ともその走りを実際に体感していただければと思います。
こういったトップレンジのバイクの試乗は北海道ではあまり機会がありませんので、検討中の皆様は是非この機会をお見逃しなく!
ノースバイシクル北海道 (スタッフ木村)