最新のニューモデルが発表される昨今、皆様いかがお過ごしですが?
2020年にコロナ禍がスタートして丸4年、ソーシャルディスタンスが意識され、一人で走る事の出来る自転車が世界中で注目され、生産が追い付かないほどの注文が発生していました。
渦中の自転車メーカー、および自転車店は我先に注文を入れて、早く店頭に並べてお客様へお届けしようと努力いたしました。そして、晴れてコロナの影響が無くなり、普通の生活を取り戻した途端、原材料および人件費高騰、円安基調(輸入品の高騰)における価格高騰、また過剰生産における余剰在庫。全て自転車業界の失敗の結果です。そして自転車店である当店もしっかりと”失敗”しています。ぜひ、お笑い半分で失敗をご覧いただければと思います。
※失敗の内容はコロナ前のモデルも含まれています。
※価格はブランドイメージを損なうため、店頭確認とさせていただきます。
DE ROSA SK PininFarina (campagnolo super record 12s)
Azzuro Italia 500mm ¥990,000 ⇒ 店頭にてご確認ください
2019年、機会があり、イタリア、ミラノの”De Rosa”工場へお邪魔する事がありました。その際に新しい”ロゴ”デザインの発表になったのですが、正直”旧ロゴかっこいいなあ・・”などと思ってしまい、手に入らない旧ロゴの最上位モデルを店頭手配いたしました。パーツも最上位の”Super Record”ですが、キャリパーブレーキの為、今となっては旧モデル感が否めない状況です。(やっぱり、新ロゴの方がぼちぼちご注文をいただいております・・・)
旧ロゴDeRosa & キャリパーブレーキ Super Record。見方によっては、コンディションのいいクラッシックバイクに見えませんでしょうか?
GIANT TCR ADVANCED 1 KOM (R8000 ULTEGRA 11s)
チャコール/445mm(S) ¥363,000 ⇒ 店頭にてご確認ください
コロナ禍の中、できるだけ早急にご用意できるモデルとして手配しました。ブレーキはキャリパーブレーキになり、その当時からディスクブレーキの流れは明白でした。ただ、当時の考えとしては、”実際に使用した際には、キャリパーブレーキの方が取り扱い(整備を含めて)がし易く、輪行需要なども考えれば、キャリパーブレーキモデルも展示が必要”となりました。今となっては、折角の新車の購入(特に30万オーバー)でキャリパーブレーキを選択することは、ほとんど無くなってしまいました。
※世界中を飛行機移動するサイクルガイドはあえてトラブルフリーのキャリパーブレーキ&ワイヤーシフトを探して購入しています。
ORBEA ORCA M20i TEAM (R8170 ULTEGRA Di2 12s)
BLUE CARBON/TITAN 510mm ¥749,000 ⇒ 店頭にてご確認ください。
ORBEAの日本代理店が変更になり、当初より取り扱っていましたORBEA。特にMYO(カラーオーダー)が特徴でPC上でカラー選択ができ、スペインの工場で塗装、組み立てを行います。他ブランドと比較してもかなり魅力的な価格でオーダーが出来ます。店舗で取り扱いを継続するためには、初期発注としてある程度の注文(契約)をする必要があり、店頭のモデルは2023モデルで現在となっては旧モデルとなっています。(ただし、コンポーネントは現行のULTEGRA Di2になります)
ARAYA MFX (クロスバイク)
セピアグリーン/420,460mm ¥81,400 ⇒ 店頭にてご確認ください。
こちらもコロナ禍のクロスバイクの在庫が無かった時に、メーカー在庫があり急遽取寄せたモデルになります。だって、色があの”メーカー”を想像するようなカラーで、お客様にも喜んでもらえるかな・・・と。
GIANT FATHOM 2 (27.5inch MTB)
コンクリート 380,430mm ¥191,400 ⇒ 店頭にてご確認ください。
こちらはコロナ禍とは直接関係ないかと思いますが、2020年頃はクロスバイクの他に、冬にも乗れる街のり用(スパイクタイヤを装着)として多くのMTBを販売していました。コロナ禍から現在にかけて、街のり用としてのMTBがあまり声が掛からなくなりました。
ただし、昨今の札幌近郊では多くのMTBフィールドがオープンしていますので、街のり用ではなく、本格的なMTBライドの為に、旧モデルになりますがいかがでしょう?
以上、完成車仕入れ担当(中村)の失敗報告でした。ぜひ皆様助けてください!
※今回掲載していない”特価車”を多数ご用意しています・・・(泣)