ケミカルといえばWAKO’S!といえるほどの高いシェアを誇る総合オイルメーカーのワコーズ。
そんなワコーズから自転車競技に特化した、ハイエンドチェーンオイルが発売されましたのでご紹介いたします。
元々は2016年に販売を開始した製品ですが、一部地域のみでの取り扱いとなっており、北海道では流通していなかった本製品。
8年越しに、北海道でも取り扱いが始まりました。
似たようなもので肌に塗る日焼け止めも出していたはずなんですが、あの製品はどうなったんだろう…
ラインナップは3種類、使用用途や好みに合わせてチョイスします。
「スピード」は漕ぎの軽さを求めたオイル。
ウェットタイプながら、さらっとした粘性の低いオイルです。
薄い皮膜をチェーン表面に作り、高い潤滑性能を提供してくれます。
ハイケイデンスで乗る方や、漕いだ時のダイレクト感を求める方に向いています。
「パワー」は高いトルクを受け止めてくれるオイル。
こちらは粘性の高い、いかにもウェットタイプという感じのオイル。
チェーン表面に厚めの油膜を作ることで、クッションのような役割を果たし摩擦音や変速ショックを低減します。
ヒルクライムや低ケイデンスでグイグイ踏むなど、トルクがかかるライドスタイルを好む方に向いています。
上記の「スピード」「パワー」は2種類を混ぜることで好みの粘性にすることが可能。
重ね塗りも可能なため、日常使いにも向いています。
耐久性に関しては300~400km(メーカー公称値)となっています。
「エクストリーム」は耐久性に優れたオイル。
さらっとしたオイルの中に蝋のようなものが添加されたハーフウェットタイプ。
ただしエクストリームは扱い方が非常に繊細で
・塗布後6時間置いてチェーンにオイルを定着させたのちに表面の油分を拭き取る
・チェーン1コマあたり2滴ずつ塗布(スピード・パワーは1滴ずつ)
・重ね塗り禁止(再塗布時はチェーンの洗浄が必要二度漬け禁止の串カツみたいなもんですね)
…と、扱いが少々難しいですがそれに見合った潤滑性能を提供してくれる、いわば決戦向けオイルです。
また撥水・撥油性が非常に高いため、悪天候時の使用にも最適。
メーカー公称値で500~600kmの耐久性を誇ります。
注意事項としては3種類とも防錆剤が入っていないため、こまめなメンテナンスが必須!
また、オイルの性能を発揮させるにはチェーンの洗浄&水分の除去が必須なため、正しいメンテナンスができる上級者向けの製品です。
そういった理由もあり、リキッドシリーズは実店舗での店頭販売限定商品となっているようです。
施工の難しさはありますが、極限の性能を追い求める方にぜひおすすめしたい商品!
3種類とも店頭に在庫しております!是非ご検討ください。
ノースバイシクル北海道 (スタッフ木村)