例年より早く開催されたニセコクラシックも終わり、いよいよ夏目前!という気配がしてきた今日この頃。
今月はデュラエースC60のチューブラーをインプレッション致します。
WH-R9270-C60-TL、乗ってみました!【ホイールレビューVol.4】
以前ご紹介したWH-R9270-C60-TLと今回ご紹介するWH-R9270-C60-TUは、リムの形状は同一ですが、タイヤの装着方式がクリンチャーではなくチューブラーになっているのが大きな違いです。
一昔前は”レース機材といえばチューブラー!”という空気感がありましたが、最近ではチューブレスが台頭し、先日のニセコクラシックでも多数のチューブレスホイールを見かけました。
(ちなみにシマノのニュートラルカーに積まれている機材はパンク修理の容易なクリンチャー方式です。)
各ホイールメーカーの広告記事も最近はチューブレスホイールの物ばかりですが…実際にはまだまだチューブラーホイールがプロの現場ではたくさん使われています。
WH-R9270シリーズもC36,C50,C60とチューブラーホイールが展開されており、プロ選手たちの多くがチューブラー仕様を選択しています。
国内でもシマノレーシングやブリッツェン等のチームでもチューブラーが使用しています。
そんなチューブラータイプのC60ですが車体に装着するとこんな感じ。
タイヤサイドがブラックではなくタンカラーの為、印象がガラっと変わりました。
何故プロが未だにチューブラータイヤを採用するかというと、主なところではパンクしたときの安全性。そしてチューブラータイヤ独特のグリップ性能にあります。
上の写真からもわかるようにタイヤとリムの間には構造上隙間ができてしまう為、最近のフックレス×チューブレスタイヤ方式と比べると空力性能としては(微々たる差ではありますが)劣ってしまいます。
しかしそれを補って余りあるほどに、チューブラータイヤのライドフィールは上質。
チューブラー未体験の方には是非一度高級チューブラータイヤのグリップ感やしなやかさを体感していただきたいくらい…
タイヤ交換の難しさから敬遠される方も多いチューブラータイヤですが、正直シーラントを使用するチューブレスタイヤと比べるとむしろ簡単。タイヤ交換は難しくありません。
折角の高級ホイールですので購入の際は是非チューブラータイプもご検討ください。
次回はこちらのホイールの実走レビューをお送りいたします!
※本レビューはシマノホイールアンバサダーとしてシマノセールス株式会社よりホイールの貸与を受け行っております。